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2017-07-15 12:40:00

書くと描く

いつもペイントスクールでお話しますが書くと描くではずいぶん違うんです

皆さんは文字を書きたくてペイントスクールにいらしゃっると思いますが

文字を書きたいという欲求と道具の選択は全く別物です

文字を書きたい気持ちからカリグラフィー、ペン、チョーク、筆など色々有りますがそれは道具の選択にすぎません

文字を書くのってその道具を使ったからその文字になったというのが自然の流れだと思います

筆記体が良い例ですね

筆で書く事で生まれる強弱が生まれあの書体が生まれる訳です

 

アウトラインも大事ですがアウトラインを書き塗りつぶすのでは意味が違いこれは描くですね

描く良さ、書く良さもどちらも有りますが

ワンストロークで書けない大きな物は別ですがせっかく筆とペンキを選択したので思いっきり書く事を楽しみたい所です

 

どんな所を注意すれば良いのか

例えば紙にボールペンで線を書き間隔を10cm空けて点を書きます

その点と点を5秒掛けてゆっくり書いた線、1秒でスッとかいた線、線そのものの見栄えが変わります

筆は基本同じ高さ、同じスピードでスッと書いた方が綺麗な線に見せる事が出来

逆にじっくり綺麗に書こうと意識しすぎてしまうと勢いがなくなり不安定な線になります

それは無理に安定させようと意識し今書いている線の筆先を見ながら書いているからです

車やバイクに乗る時のカーブと一緒で

「カーブの出口を見ろ!」と言いますがそれと一緒です

 

書くを楽しむ時には筆先を見ずに進める先を見て筆を進める事がポイントです!!

入り、止めはもちろん筆先を気にして下さいね

 

描く場合でもアウトラインは同じで進める先を見て筆の高さを安定させ書き塗りつぶしましょう

 

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写真上の線 まっすぐな線を書こうと思いじっくり5秒かけて描いた線

写真下の線 何も考えずに同じスピードで1秒で書いた線

 

PAINT FACTORY 工藤