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いつもペイントスクールでお話しますが書くと描くではずいぶん違うんです
皆さんは文字を書きたくてペイントスクールにいらしゃっると思いますが
文字を書きたいという欲求と道具の選択は全く別物です
文字を書きたい気持ちからカリグラフィー、ペン、チョーク、筆など色々有りますがそれは道具の選択にすぎません
文字を書くのってその道具を使ったからその文字になったというのが自然の流れだと思います
筆記体が良い例ですね
筆で書く事で生まれる強弱が生まれあの書体が生まれる訳です
アウトラインも大事ですがアウトラインを書き塗りつぶすのでは意味が違いこれは描くですね
描く良さ、書く良さもどちらも有りますが
ワンストロークで書けない大きな物は別ですがせっかく筆とペンキを選択したので思いっきり書く事を楽しみたい所です
どんな所を注意すれば良いのか
例えば紙にボールペンで線を書き間隔を10cm空けて点を書きます
その点と点を5秒掛けてゆっくり書いた線、1秒でスッとかいた線、線そのものの見栄えが変わります
筆は基本同じ高さ、同じスピードでスッと書いた方が綺麗な線に見せる事が出来
逆にじっくり綺麗に書こうと意識しすぎてしまうと勢いがなくなり不安定な線になります
それは無理に安定させようと意識し今書いている線の筆先を見ながら書いているからです
車やバイクに乗る時のカーブと一緒で
「カーブの出口を見ろ!」と言いますがそれと一緒です
書くを楽しむ時には筆先を見ずに進める先を見て筆を進める事がポイントです!!
入り、止めはもちろん筆先を気にして下さいね
描く場合でもアウトラインは同じで進める先を見て筆の高さを安定させ書き塗りつぶしましょう
写真上の線 まっすぐな線を書こうと思いじっくり5秒か
写真下の線 何も考えずに同じスピードで1秒で書いた線
PAINT FACTORY 工藤
良く聞かれるのが「筆の交換時期」ですが、
「いつもかけてた線が書けなくなった時」だと思います。
同じブラシをずっと使っていると、毛の量が減って行く事には気づきますが、ブラシのコシが抜けて行ってることになかなか気づきません。
良く筆箱を忘れるタイプなので...たまたま気づきましたが、友達が持っているフレッシュな同じブラシを使うと、まるで別物の様に使い心地もかなりフレッシュでいつも何気なく使っている自分のブラシが衰えている事に気づきました。
「まだ使える」も大事な事ですが、いつもベストなコンディションを維持する為に自分なりの見極めるタイミングを作っても良いかもしれませんね。
何か違和感を感じて2軍落ちしたブラシもまだ終わりではありません。
文字は書けなくなってもタッチアップブラシとして活躍してくれます。
使い終わった筆はブラシクリーナーで洗浄して下さい(水性は水道水で問題ありません)
買うのをめんどく下がったりしてでレデューサーを兼用している人なんかも居ますが
レデューサーはブラシクリーナーに比べ洗浄性にも劣り、乾燥も遅いので筆の根元が傷みやすくなるのでお勧めしません
また、表面上取れているように見えても毛の根元や奥に残っている事がるので2~3回新しい物に変え繰り返し色が出なくなるまで行って下さい
奥に残っていると筆の動き、寿命にも影響します
後は良く乾かし、ブラシオイルを塗って保管して下さい。
たまにこんな事も有ります
ブラシケースに挟まり、絵に描いた様な寝癖のブラシ
そんな時には
熱湯につければもとどうりに戻ります。
人間の髪の毛と一緒ですね!
PAINT FACTORY 工藤
先日PAINT FACTORYで施工させていただきました所沢CALWING様のBelairです。
今回はサインのエイジング仕上げをしてきました
サインを入れるだけでも十分に雰囲気を変える事も出来ますが
更にエイジング加工する事で車の年式と相まってより良い風合いを出す事が出来ます
ただ書くだけではなく色々な手法を取り入れ独自のスタイルでサインペイントを楽しみましょう。
DAGGER Online 店長
夏になって来て外での施工がしんどい季節になってきましたが
そんな事も言ってられません
自由が丘駅からすぐの所に7月7日にオープンするGAOKA Stand様からのご依頼でウインドサインと内装サインの施工させて頂きました
※今回のウインドサインデザイン(カバ、ロゴ)は別デザイナー様になります
オーナー様「自分お店を出す時はゴールドリーフサインで遣りたい」との10年越しの夢だったそうです
とゆう事でウインドサインはゴールドリーフでの施工
カバのイラストが細かく集中力と暑さとの戦いでしたが
オーナー様リーフが貼り終わり歓喜、アウトラインが進み出来て行くたびに歓喜
こちらも気持ち良く作業が進みました
そして内装各所にレタリング
フレンド―リーで明るいオーナー、スタッフがお待ちしてますよ
お近くの方は行ってみて下さい!!
GAOKA STAND
東京都目黒区自由が丘1-11-3 とみやビル1階(東急東横線:自由が丘駅北口1分)
施工のご依頼、見積はinfo@dagger.jpまでご連絡下さい。
「久しぶりに使おうとしたら塗料が固まってしまってどうしたら良いですか?」と
お問い合わせを頂きます
元々塗料は顔料とレデューサーの様な溶剤分でできていて
固まる原因はこの溶剤分が飛んでしますからです
なのでこの溶剤分がとばない様にきっちり蓋をしめるしか有りません
では保存期間中どの様に防げば良いのか?
まず瓶、缶からパレットetc.に移す際に直接移さずにミキシングバーなどを使い蓋、瓶、缶の淵に塗料が着かない様にして下さい
塗料が着いた状態で蓋を閉めても残った塗料が邪魔をし残っていない所とで隙間ができてしまいます
着いてしまった塗料は拭き取ってから閉める事をお薦めします
保存期間中の塗料の溶剤分と顔料は分離してしまう事が有りこれも固まる原因の一つで顔料分が有る程度蓋の役目をしてくれているので使わなくても定期的に搔き混ぜて下さい
この際に買った時よりも粘度が硬くなって来ている時はレデューサーを入れ調整してあげるのも一つの対処法となります
また、1SHOTでよく起こりますが固まってしまっている様に見えても表面のみの場合も有ります
膜が中蓋の代わりをしているので下の方は使えたりします
但し書いてる時にカスが着いてしまって残念な事になるので膜を剥がす時はカスが出ない様に注意して下さい
メーカーによって成分によるゲル化と呼ばれる粘度の有るダマが出来る事が有ります
これはレデューサーを入れても分解され無いので出来始めたら取り除いて下さい
あとは高温になると揮発性も上がるので注意して下さい。
DAGGER ONLINE 店長